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2008年05月26日
 ■ うぃね続き

では感想に入る。
まずその前に一言。

素人なんで、まず検索してみる訳です。
ネット社会とは便利なもので、ラベルに書いてある文字を打ってGOすると
酒屋さんのサイトなどが引っかかってきて、産地とか生産者とか味とかいろいろ
勉強できるわけです。

しかーし、同じ銘柄について何件か回って眺めていると、ある不思議な事に気がつきます。
そう、テキストがどのサイトもほぼ同じなのです。
味の表現とか一語一句、句読点のずれも無いほどです。
普通にコピペなのでしょう。
これもネット社会の弊害でしょうか?
紹介しているサイトはごまんとありますが、テキストは同じもののコピペが大半です。
たまに愛飲家さんのサイトも引っかかりますが、そこはワイン。
年度が違えばまた別の評価なので、なかなか同一のもののレビューは見つかりません。
もしかすると実際に飲んで感想を書いてる事例というのはそう多くないのかも知れません。

たとえ舌足らずでもいい。
自分の感想を自分の言葉で書いてみよう。
意味不明でセンスのない表現かもしれないし、詳しい方からは失笑を買うかもしれない。
結果、誰にも何の役にも立たないテキストだとしても、やっぱりグーグルは拾っていくだろう(笑

A_d'Aussieres_2004.jpg

フランスのラングドック地方オード県のどこかにある畑だと思う。
AOCコルビエールではないのかもしれない。
コルビエールACと書いてあるし、AOC的にはラングドックになってる。
ACってのはなんだろう?
畑の品質管理基準なのだろうか?
調べても謎が深まるばかりだ。フランス語のWikiまで出てきた(泣

ちなみに行政単位としての村というカテゴリーでコルビエール村を捉えた場合、
村民の数は26人と書いてあった。
うちのアパートより少ないかもしれない。なんという雄大な住環境なのであろうか。

葡萄的にはシラー75%、グルナッシュ25%と書いてある。
これも調べなければいけないだろう。


*時間がゆっくり取れないのでおいおいちょこちょこ書き足していくです。

調べてみた。

AOCコルビエールだった。

*今日はここまで。

ラングドック地方のコルビール村とか言われても全然わからなので、
大好きなグーグルアースで探してみた。
ものすごく時間がかかったがなんとか発見。
コルビエールとかいうところにあるのかと思ったら、オード県の県庁所在地ナルボンヌという
とこの近くだった。
グーグルアースをインストールしてる人はどうぞ。
43° 9'14.96"N
2°55'1.24"E
なるほど、写真といえども実際に眺めてみると勉強になる。
これが、「伝統的なコルビエールの垣根仕立て、植樹密度は4400株/ha」というやつか。
ここで2004に作られたのを飲んだわけですね。
こういうのはちょっと面白い。

*今日はここまで。


さて、コルクを抜いてグラスに注ぐ。
色を見る。
明かりに透かして見る。

「濃い」

次にグラスの中に鼻を突っ込み匂いを嗅ぐ。
液体をグルッと廻してみたりしてまた匂いを嗅ぐ。

「酸っぱい」


さて、若干、口に含んでみる。
飲んではいけない。
舌の上で転がし、前後左右の味蕾で感じるのだ。
鼻腔に香りを送ってみる。

「… …。」
「… … …。」

「… 靴箱?」

今度は飲んでみる。
一口。  
 
「旨い。」


続けて二口目。

「旨い。」


調子に乗って三口目。

「う~、重いかも。」


以上。
解説はまた次書きます。

*今日はここまで。

比較しやすいように、サンタディグナの用も感想を書くと

同じ様に開栓、色、匂い、味を試してみる。

色。

「結構濃い。巨峰の皮くらい。」


匂い。

「結構すっぱい。」


味。
「飲んでみるとすっぱさは余り感じない。
ハッカ抜きのサクラドロップの缶を鼻側40cmに置いてワインを飲んでる感じ。」

「ミディアムボディと書いてあるけど、かなり重い。てかズーンとくる。」

以上。

2本を同時に開栓して試してみました。
表現する単語をドントハブなので、赤いとかすっぱいとか、単純な形容詞しか使えないのが
恥ずかしい限りです。
赤ワイン飲んでんだから赤いのは当たり前で、すっぱいのも当たり前です。
なんというか、感じを数値化できればいいのですが、そんな器用なことは出来ません。
となると、なにかコントロールとなるものを用意し、それとの比較で表していくしかないわけです。
ソムリエさんのように匂いのサンプルセットを持ってないので、
特定のワインをコントロールとして固定化し、常にその比較で表していこうと思います。

と、云うことは一本を試す為に、二本買わないといけないということになりますね。
開けちゃうと、酸化していくので、とっとと飲まないといけません。
あまり強くない肝臓なので、ちょっと心配です。
しかも、自腹試飲なので財布も心配です(泣

 
尚、オーショリーズの「靴箱」ていう表現ですが、もちろん臭いわけではありません。
頭の中に「革っぽい」イメージが湧いてきたので、そう表現しました。
フランスらしいのか味なのかよくわかりませんが、複雑な美味しさのあるワインだと思います。


サンタディグナの方の、場所とかグレードとかの勉強はまた次に書きます。
また、グーグルアースで ”現場” を探してみたいと思います。

*今日はここまで。

santa_digna_2005.jpg

とりあえず、グーグルアースで場所だけ押さえました。

35° 0'42.89"S
71°14'59.50"W

畑は各所にあるらしく、そこから採れた葡萄を集めて作ってるみたいです。
しかし、エスペラント語っていうんですか?
地区名すら読めずに苦労します(汗

※今日はここまで。

んで、調べました。
作ってる人はミゲルAトーレスさんで、スペインの名門トーレス家の当主さんです。
とっても世界的に有名な人らしく、賞も沢山ゲットされてるそうです。
チリのワイン業界ではトーレスさんは今のチリワインを世界的に評価される品質に
引っ張りあげた人だということです。

葡萄栽培については、殺虫剤、除草剤等化学薬品を一切使わないそうです。
収穫は全部手摘だそうです。
想像するだけでも大変な作業だと思います。

大変な作業なので、賃金は相場の4倍払ったそうです。
なので作業の皆さんは必死で4倍働いたので、トーレスさんが求める高品質の
ワインが出来上がったそうです。

チリはもともと葡萄の木の生育に適していて(フンボルト海流とアンデスの風がいいらしいです)
悪い虫(フィロキセラという虫)がいない希少な国だそうです。


なんというか、勉強する前に飲んで良かったです。
もし、予備知識があったら、匂いテストの時にアンデスの黄金の香りとか言ってしまいそうでした。


てか、面白いのは面白いです。

41°20'41.69"N
1°42'16.79"E
ここの資本と技術を使って

35° 0'42.89"S
71°14'59.50"W
ここの畑と醸造所で地元の方が作られたものを

33°10'7.10"N
129°43'14.30"E
ここの人が飲んでるわけです。

なんというワールドワイド。
感動です。


では引き続き、葡萄の品種について勉強していきたい訳ですが、
このエントリーも異常に長くなってきてるので、違うエントリーに書きたいと思います。

あ、最後になりましたが、この2本は結局採用とはしませんでした。
美味しいのは文句なく美味しいですが、和食にはもう少し軽い飲み口のものが
アイ ウオント だったので。
では。

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2008年05月23日
 ■ 曇

今日の曇はちょっと激しい。
恐らく光化学スモッグ。
ベイジンじゃないんやからいい加減なんとか対策執るように言って頂戴。

投稿時間 : 08:46 個別ページ表示 | コメント (0)

2008年05月22日
 ■ うぃね

wineと打ったつもりだが、日本語入力となっていたのでそうなった。

当店、全体的なカテゴリーでは和食になるが、洋風も少なからず入っているので、
当然、ワインも置いている。
今回は赤ワインの話。

以前、知り合いのソムリエさんから教えて頂いたオーストラリアのローソンズを
置いていたのだが、このボトルがスクリューキャップとなってしまった。(一部の価格帯)

これは痛い。
上手く説明が出来ないが、スクリューキャップはちょっと…。そんな気がする。
コルクの環境保護にも役立つし、品質管理面からもスクリューキャップがいいのは
理解出来る。

しかし、ちょっと特別なひと時を演出する立場としては、お客さまの目の前で、

パキッ、クルクルクル…

脳内イメージとのギャップが何故か苦笑いを誘う。


というわけで、別の銘柄にチェンジするべく赤ワインの勉強が始まったのである。
とりあえず、酒屋さんに行って2本買ってきた。
忘れない内に書いておく。
Chateau d'Aussieres A d'Aussieres 2004

SANTA DIGNA Cabernet Sauvignon 2005 Reserve

感想とかはまた次回に書くことにする。

ちなみに私は酒類全般に対してなんのこだわりも持ったことがない。
あるものや出たものを飲む。そしてすぐ酔う。それが基本姿勢である。
なのでワインに関しても素人同然である。立場上、飲んだ回数は多い方かも
知れないが、すぐ酔うので次の日には忘却の彼方だ。

しかし、勉強という姿勢で臨む以上、酔うのは少しマズい。
酔うまでに感想を書きとめるよう心がけて行きたい。

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2008年05月18日
 ■ やあ、こんにちは

最近まで気付かなかった事がある。
知ってはいたし、食べた事ももちろんあったはずなのだが、
現に使って無かったということは、あまり意識してなかったと云うことだろう。
今年の春からリスペクトしだしたもの。
「スナップエンドウ」
ただ40~60秒茹でて、ただ和える。
歯触り良く甘味がとても良い。

こんなに美味しいとは今まで思ってもみなかった。
もったいない事である。

こんな風に他にも気付いてない事が沢山あるのやろうなと改めて思った次第です。

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2008年05月07日
 ■ 得るものも多かったが一番の感想は、眠たかった。

ちょっと立て込んでて睡眠不足が続いてたのである。
1時に寝たはずなのに3時半にはもう店にいる。みたいな。

あまり若くないので、脳の血管には注意しないといけないなと思う。

このブログはどっちかというと食べ物系のブログなので、
雰囲気がそぐわないかも知れないが、やはり看過出来ないことは
きちんと主張しなければならない。

いま中国の偉い人が日本を訪れている。
パンダを2頭貸して貰えるそうだ。

もっと他に話すべき事があるのではと思う。
隣人と本当に仲良くしたいのであれば、たとえ相手が不快感を示そうとも
言うべき事は、
言わなければならない。

自分が住んでいる日本が、”当たり前”の国であることを切望する。

 

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